人の目が気になって疲れる。それは弱さではなく、力の入れすぎ
人にどう思われているかが気になって、いつも疲れています
気になるのは、相手に嫌われたくないからか
……はい。だから言いたいことも言えなくて、あとで後悔します
それは弱さではない。人の気持ちを読む力が、強すぎるだけだ
人にどう思われているかが、いつも気になる。
会議で意見を求められても、変に思われないかと考えて言葉が出ない。送ったメッセージに既読がつかないと、何か悪いことを書いただろうかと読み返す。人といると気を張り、一人になるとどっと疲れる。こんなに気にする自分は、心が弱いんじゃないか。そう思っているかもしれない。
先に言っておく。それは、弱さではない。
人の目が気になるのは、読む力が強すぎるから
人の気持ちを気にできるのは、相手の表情や空気を読み取る力があるということだ。
その力が弱い人は、そもそも人の目を気にしない。あなたが疲れるほど気にしてしまうのは、人の気持ちを読む力が、人よりずっと強いからだ。強い力を、四六時中フルで使っているから、疲れる。弱いのではなく、むしろ敏感で優しいのだ。
問題は、力が強いことではなく、それをずっと入れっぱなしにしていることにある。読む力は、必要なときだけ使えばいい。いつも全開にしていると、自分がすり減る。
8月23日は「処暑」。暑さが処さまり、力が抜ける区切り
ここで、暦の話を少しさせてほしい。肩の力が抜ける時期の見当をつけるのに役に立つ。
昔から日本には、一年を二十四に区切って季節の目印にする、**二十四節気(にじゅうしせっき)**という暦がある。「立春」「夏至」を聞いたことがあるなら、あれの仲間だ。太陽の位置で日付が決まり、占いカラスが使う暦は国立天文台が毎年公表する数値に沿っている。
その暦でいうと、8月23日は処暑(しょしょ)。「暑さが処(お)さまる」と書く。厳しい暑さが、ここを境に少しずつやわらいでいく区切りの日だ。
夏じゅう入りっぱなしだった体の力が、この時期、ようやく抜けはじめる。
暑さが抜けるように、あなたの緊張も抜けていい
なぜ暦の話をしたか。
真夏は、体も気持ちも張りつめる。暑さに耐えるだけで、常に力が入っている。処暑を過ぎて暑さがやわらぐと、その張りつめが自然にほどけていく。
**あなたの、人の目を気にする緊張も、これと同じだ。**ずっと入れっぱなしだった力は、季節が抜けるのに合わせて、抜いていい。8月23日の処暑を、肩の力を抜く合図として使うといい。
一年じゅう気を張り続ける必要はない。暑さがやわらぐこの時期に、あなたも少し、力を抜いていい。
それまでにやっておくこと
力を抜く練習は、いきなりはできない。小さいところから始めるといい。どれも今日できる。
- 一日一回だけ、言いたいことを言ってみる。 大きなことでなくていい。「今日は疲れたから早く帰ります」でいい。言えたら、自分をほめる
- 既読を、五分だけ気にしないでみる。 スマホを裏返して、五分だけ別のことをする。たいてい、五分後には気にならなくなっている
- 嫌われてもいい相手を、一人だけ決める。 すべての人に好かれようとするから疲れる。「この人には嫌われてもいい」と決めた相手の前では、少し楽になる
- 一人の時間を、罪悪感なく取る。 誘いを断る日をつくる。敏感な人ほど、一人で充電する時間が要る
力は、抜く練習をして、はじめて抜けるようになる。今日、一つ試すだけでいい。
星座別・この時期の力の抜き方
自分の星座によって、力の抜きやすい方法は違う。
| 星座 | 力の抜き方 |
|---|---|
| おひつじ座・しし座・いて座(火) | 体を動かすと抜ける。散歩や運動で、頭のなかの緊張を汗に流す |
| おうし座・おとめ座・やぎ座(地) | 心地よい環境で抜ける。好きな香りや肌ざわりのなかで、ゆっくりする |
| ふたご座・てんびん座・みずがめ座(風) | 話すと抜ける。気の置けない相手に、とりとめのない話をする |
| かに座・さそり座・うお座(水) | 一人になると抜ける。誰の目もない場所で、静かに過ごす |
自分の星座で向きが違う。人のやり方を真似る必要はない。
それでも、気疲れがつらいなら
ここまで書いたことは、結局「力を抜く練習をしよう」という話だ。
だが、渦中にいる人にとって、それは簡単ではない。長年かけて身についた気の張り方は、そう簡単には抜けない。抜こうとすること自体が、また一つの「ちゃんとしなきゃ」になってしまう。
そういうときは、誰かに話してしまうのがいい。友だちには「気にしすぎだよ」で終わらされる。家族には心配をかける。だから、利害のない相手に話す。占い師に相談するのは、その方法のひとつだ。
答えをもらうためというより、自分が本当は誰の目を気にしているのかを、口に出して確かめるために使う。話しているうちに「みんなの目が気になると思っていたけど、本当は特定の一人にどう思われるかが怖かっただけだ」と気づくことがある。相手が一人だと分かれば、気の張り方はぐっと軽くなる。
まとめ
- 人の目が気になるのは、弱さではなく、人の気持ちを読む力が強すぎるから
- 8月23日は処暑。暑さが処さまるように、張りつめた緊張も抜けていい時期
- 一日一回、言いたいことを言う。既読を五分だけ気にしない。小さく練習する
- 気になっているのは案外「みんな」ではなく、特定の一人だったりする
読む力は、あなたの優しさの証だ。ただ、いつも全開にしなくていい。使うのは、必要なときだけでいい。